Japan Cultural Research Institute ( 以下JCRI) は、永い年月をかけ培われた日本の精神風土から生まれた文化――美術、建築、音楽、 文学、デザインなど――を私たち自身の語彙で国内外に発信し、日本文化のより深い理解に寄与することを目的としたNPO 法人です。
JCRI の活動内容は多岐にわたります。助成事業、Archive@ アーカイヴ・ダイレクトリーの作成、アーカイヴの構築とシステム作り、 シンポジウムの企画主催、リサーチ・ライブラリーの構築を行うことにより、アーティスト、研究者、アートに興味のある多くの 人たちが自己表現、情報共有、学術調査などを行いやすい環境を提供することを目的としています。
助成事業
この法人の事業の一つとして下記に関わりのある事業への助成を行っています。
(助成の対象となる文化活動の範囲は、美術に限らず幅広く設定されています。)
- 美術図書や展覧会図録の英訳及び出版への助成
- 展覧会及びシンポジウム開催への助成
- 個人又は企業が行う芸術文化活動の支援事業
アーカイヴ事業
Archive@ アーカイヴ・ダイレクトリー
JCRI では、日本の幅広い文化領域――美術、建築、音楽、文学、デザインなど―に関わる 主要な関連資料の所在とその特徴を調査しまとめた Archive@ アーカイヴ・ダイレクトリーの 作成を進めています。
本団体では、日本文化をより深く知りたいと願う人々がArchive@ アーカイヴ・ダイレクトリー を参考にして各文化領域の資料にアクセスできる環境を整えることを目指しています。
アーカイヴの構築とシステム作り
JCRI ではアーカイヴ事業の一環として、横田茂ギャラリーのギャラリー・アーカイヴを構築 することになりました。横田茂ギャラリー開設の 1976 年から現在に至るまで関係する作家に 関わる書籍や資料、その他開催した展覧会の記録等、多岐に渡る資料の整理を行っています。 また、アーカイヴのデータ化に向けたフォーマット作成を進めていきます。JCRI では特に日 本の戦後美術に関わった作家たちの歩みに焦点をあて、日本の現代美術への関心と理解が深ま ることを狙いとしてこれら周辺資料の公開を予定しています。
シンポジウム
JCRI では、定期的にシンポジウムを開催し、美術に関わる資料体の整理の方法、保存方法や その利用について大学、美術館、企業などから最新事情の報告、情報共有や今後の課題を話し 合う場を設けています。
リサーチ・ライブラリー
主に戦後美術に関する書籍等を、アーティスト、研究者や愛好家などを対象に公開し、各々が 必要とする情報が得られる環境づくりを提供していこうと準備しています。その一環として、 現在、横田茂ギャラリーが所有している 6000 ~ 7000 冊のアート関連の書籍、図録を整理し ています。
理事長 | 横田 茂 | 株式会社 横田茂 代表取締役 |
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副理事長 | 酒井 忠康 | 世田谷美術館館長 |
理事 | 井口 壽乃 | 埼玉大学大学院教授 |
監事 | 吉原 純男 | 吉原税理士事務所 税理士 |