JCRI の活動内容は多岐にわたります。助成事業、Archive@ アーカイヴ・ダイレクトリーの作成、アーカイヴの構築とシステム作り、 シンポジウムの企画主催、リサーチ・ライブラリーの構築を行うことにより、研究者、アートに興味のある多くの 人たちが情報共有、学術調査などを行いやすい環境を提供することを目的としています。

助成事業

この法人の事業の一つとして下記に関わりのある事業に助成を行っています。
・ 美術図書や展覧会図録の英訳及び出版への助成
・ 展覧会及びシンポジウム開催への助成
・ 個人又は企業が行う芸術文化活動の支援事業
助成の対象となる活動の範囲は、美術に限らず幅広く設定しております。

「Archive@ アーカイヴ・ダイレクトリー」の作成

日本の幅広い文化領域——美術、建築、音楽、文学、デザインなど——について、主要なアーカイヴとその特徴を調査し、リスト化するダイレクトリーシート「Archive@ アーカイヴ・ダイレクトリー」（Archive@）の作成を進めています。日本文化をより深く知りたいと願う人々がこのArchive@ を参考にして各文化領域の資料にアクセスできる環境を整えることを目指しています。

ギャラリー・アーカイヴの構築

横田茂ギャラリーのギャラリー・アーカイヴを構築しています。ギャラリー開設の1976 年から2022 年まで45 年余りの活動の中で蒐集してきた関連作家の資料、展覧会記録等の整理を行い、アーカイヴのデータ化を進めています。また、日本の戦後美術への関心と理解が深まることを狙いとして周辺資料の蒐集、公開を予定しています。

リサーチ・ライブラリーの管理

横田茂ギャラリーが長年保存・蒐集してきた6,000 冊以上の美術関連の書籍、図録を整理し、将来的にこれらを研究者や関心のある方々などを対象に公開し、必要とする情報が得られる環境づくりを進めています。

アーカイヴに関する書籍の出版・展覧会の企画・開催など

アーカイヴに関わる書籍の出版、展覧会の企画・開催を行っています。

シンポジウム、座談会などの企画・開催

シンポジウムを開催し、美術に関わる資料体の整理・保存方法やその利用について大学、美術館、企業などから最新事情の報告、情報共有や今後の課題を話し合う場を設けています。その他、日本の戦後美術に関するイベントの企画、協力を行っています。

Organization

理事長	横田　茂	株式会社 横田 相談役
副理事長	酒井 忠康	美術史家、前世田谷美術館 館長
理事	井口 壽乃	特定非営利活動法人デザイン史リサーチセンター東京 理事長、埼玉大学名誉教授
理事	吉原 純男	吉原税理士事務所 税理士