助成事業
-
-
2013年度
ヒューストン美術館「For a New World to Come: Experiments in Art and Photography, 1968 – 1979 Japan」展カタログに掲載されるエッセイの英文翻訳への助成
2015年3月8日から7月12日にアメリカのヒューストン美術館(The Museum of Fine Arts, Houston)にて「For a New World to Come: Experiments in Art and Photography, 1968 – 1979 Japan『来るべき世界の為に:1968 – 1979年における日本美術 写真における実験』」展が開催されました。この展覧会では、1960年代末から1970年代末の日本に焦点を当て、日本の現代美術における写真がどのように確立されていったのかが紹介されました。写真を用いた実験的な試みと実践の中で新たな可能性と方向性を見いだしていった日本の26名の作家、写真家(東松照明、野村仁、榎倉康二、大辻清司、森山大道など)の作品が展示されました。また、同時代の世界的な思想と美術における潮流、主にコンセプチュアリズムの中で写真の果たした役割についても紹介されています。展覧会に際して制作される展覧会カタログには、出品作品の他、担当学芸員及び日米の大学、美術館で活躍する日本美術、映画、写真研究家によるエッセイや論考が収録され、JCRIでは、カタログに掲載されるこれらのエッセイや論考の英文翻訳に対して助成を行いました。