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Symposium

砂絵の再生と中西夏之アーカイヴ

戦後日本美術を代表する作家のひとり中西夏之は1975年に《カーボランダム・ホワイトランダム》と題された、白と黒の二種類の金属砂を用いた作品を初めて発表しました。この作品は、床から水平に浮いた左右2つのテーブルと、その間に橋渡しされた上皿天秤の3つの部分から成り立っています。そして、それらテーブルの上に落とされた砂は、展示ののち落とされ、片づけられ、またいずれか再生されるものとして予め想定されていました。これまで、現れる文字などを組み替えながら《カーボランダム・ホワイトランダム》は5度制作されてきました。

10月14日より10月31日までYOKOTA TOKYOではarchiveへの取り組みの一つとして「砂絵の再生 中西夏之《カーボランダム・ホワイトランダム》をめぐって」と題した展覧会を開催しています。
これにあわせJapan Cultural Research Instituteはシンポジウム「砂絵の再生と中西夏之アーカイヴ」を行います。今回のシンポジウムは中西夏之のアーカイヴと関わりの深い識者の方々によるレクチャーと報告からなり、中西夏之が思考していた試みを知り、今後も期待される再生の儀式の連なりとなればと考えています。

砂絵の再生と中西夏之アーカイヴ

【開催情報】

日程|10月27日(月)13:30–15:30(13:00開場)

会場|YOKOTA TOKYO

予約|要予約(ご予約は Peatix、または info@jcritokyo.org までお名前とご連絡先をお知らせ下さい)
* 多くのお申込みをいただいた場合、立ち見になる可能性がございます

費用|無料(どなたでもご参加いただけます)

主催|特定非営利活動法人 Japan Cultural Research Institute
協力|女子美術大学、東京藝術大学 未来創造継承センター、YOKOTA TOKYO

【プログラム】

1部|レクチャー:大森悟氏(女子美術大学 芸術学部美術学科 教授)
1部|レクチャー: 砂絵の再生について

2部|報告:平諭一郎氏(東京藝術大学 未来創造継承センター 准教授)
2部|報告:藤代知子氏(国立アートリサーチセンター 情報資源グループ 研究補佐員)
2部|報告:南雄介氏(美術評論家、元愛知県美術館館長)

【お問い合せ先】

特定非営利活動法人 Japan Cultural Research Institute
TEL:03-3433-1389 Email:info@jcritokyo.org

「ARCHIVE–砂絵の再生 中西夏之《カーボランダム・ホワイトランダム》をめぐって」展

会場|YOKOTA TOKYO

会期|2025年10月14日 – 10月31日

YOKOTA TOKYOにて上記の期間中、 「ARCHIVE–砂絵の再生 中西夏之《カーボランダム・ホワイトランダム》をめぐって」展が開催されています。