Event

Symposium

砂絵の再生と中西夏之アーカイヴ

戦後日本美術を代表する作家のひとり中西夏之は1975年に《カーボランダム・ホワイトランダム》と題された、白と黒の二種類の金属砂を用いた作品を初めて発表しました。この作品は、床から水平に浮いた左右2つのテーブルと、その間に橋渡しされた上皿天秤の3つの部分から成り立っています。そして、それらテーブルの上に落とされた砂は、展示ののち落とされ、片づけられ、またいずれか再生されるものとして予め想定されていました。これまで、現れる文字などを組み替えながら《カーボランダム・ホワイトランダム》は5度制作されてきました。

10月14日より10月31日までYOKOTA TOKYOではarchiveへの取り組みの一つとして「砂絵の再生 中西夏之《カーボランダム・ホワイトランダム》をめぐって」と題した展覧会を開催いたします。これにあわせJapan Cultural Research Instituteはシンポジウム「砂絵の再生と中西夏之アーカイヴ」を行います。今回のシンポジウムは中西夏之のアーカイヴと関わりの深い識者の方々による報告からなり、中西夏之が思考していた試みを知り、今後も期待される再生の儀式の連なりとなればと考えています。

詳細につきましては、決まり次第このページにてお知らせいたします。

砂絵の再生と中西夏之アーカイヴ

「ARCHIVE–砂絵の再生 中西夏之《カーボランダム・ホワイトランダム》をめぐって」展

会場|YOKOTA TOKYO

会期|2025年10月14日 – 10月31日

YOKOTA TOKYOにて上記の期間中、 「ARCHIVE–砂絵の再生 中西夏之《カーボランダム・ホワイトランダム》をめぐって」展が開催されます。